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美容院の予約を「取り直す」のと同じです。行けなくなったから「やめる」のではなく、「別の日に変える」のがポイント。予定そのものは生きていて、日時だけが動きます。

キャンセル(中止) 予定そのものを取りやめる リスケ(組み直し) 予定そのものは残る 別の日時に動かすだけ 理由と候補日を添える
リスケは中止ではなく「予定を別の日時に動かす」こと。予定そのものは消えずに生きている。

もう少しくわしく

リスケは、英語のreschedule(リスケジュール=予定を組み直す)を略した言葉で、決まっていた予定の日時を変更・延期することです。「明日の打ち合わせ、リスケさせてください」のように使います。中止(キャンセル)とは違い、予定自体はなくならず、別の日時に動かすのがリスケです。

会議の日程変更だけでなく、もっと大きな場面でも使われます。「リリースが1週間リスケになった」と言えば、公開予定日が1週間後ろにずれた、という意味です。プロジェクト全体の計画を引き直す場合もリスケと呼ばれ、この場合は関係者への説明や、後続の予定の調整など、影響の大きい出来事になります。

IT以外の業界でも広く使われる言葉ですが、金融の分野では意味が変わります。借入金の返済計画を組み直すことを「リスケジュール(リスケ)」と呼び、こちらは経営状態が厳しいことを示す重い言葉です。同じ略語でも、業界によって深刻さがまったく違うので、社外の人と話すときは注意してください。

リスケを頼むときの作法もほぼ決まっています。①なるべく早く伝える ②理由を簡単に添える ③代わりの候補日を複数出す。この3つが揃っていれば、たいていは快く受け入れてもらえます。逆に、直前の連絡や「都合が悪くなりました」だけの連絡は、相手の予定も巻き添えにするため印象が悪くなります。

頼まれる側になったときは、そのリスケが後ろの予定に何を引き起こすかを確認するのが大切です。1つの会議がずれるだけなら問題なくても、「設計レビューが1週間ずれる」となれば、実装もテストもリリースも押します。「動かせます」と即答する前に、後続への影響を見る癖をつけると、頼りにされます。

使うときの注意もひとつ。リスケはあくまで略語のくだけた表現なので、社外の相手や目上の人には「日程を変更させていただけますか」と言い換えるほうが丁寧です。また、こちらの都合で予定を動かす以上、理由と代わりの候補日を添えるのが礼儀とされています。

そして、リスケが何度も続くときは、予定の立て方そのものを見直す合図です。毎回ぎりぎりで動かしているなら、そもそもの見積もりが甘いか、割り込みの仕事が多すぎる可能性があります。個々の調整でしのぐより、原因を持ち出して相談したほうが、結果的に早く楽になります。

現場での使われ方

「すみません、明日の定例リスケでお願いします」

定例ミーティングの日時を変更してほしい、という日常の依頼。代わりの候補日を添えるとスムーズです。

「開発が遅れていて、リリースをリスケするか検討中です」

公開予定日を後ろにずらすかどうか、という判断の局面。関係者が多いほど重い決断になります。

「リスケすると、後続のテストも押しますね」

予定をずらしたときの波及を確認する一言。1つ動かすと連鎖することを意識した発言です。

「今週3回目のリスケですね……」

繰り返される日程変更への指摘。計画の立て方そのものを見直す合図になります。

よくある質問

リスケとキャンセルの違いは何ですか?

キャンセルは予定そのものを取りやめること、リスケは予定を別の日時に変更することです。「リスケで」と言われたら、中止ではなく日程の再調整の相談だと受け取りましょう。

リスケはビジネスで使っても失礼になりませんか?

社内やくだけた間柄では広く使われていますが、略語なので、社外や目上の相手には「日程を変更させていただけますか」などの言い換えが無難です。相手や場面に合わせて使い分けましょう。

リスケは何の略ですか?

英語の reschedule(リスケジュール)の略です。re(再び)+ schedule(予定を立てる)で、「予定を組み直す」という意味になります。

リスケをお願いするとき、何を伝えればいいですか?

なるべく早く伝えること、理由を簡単に添えること、代わりの候補日を複数出すこと。この3つが揃っていればほぼ問題ありません。直前の連絡と、理由のない連絡が、いちばん相手を困らせます。

金融でのリスケは意味が違うと聞きました。

違います。金融では借入金の返済計画を組み直すことを指し、経営が厳しい状況を示す重い言葉です。IT現場の「打ち合わせのリスケ」とは深刻さがまったく異なるため、社外での会話では注意してください。

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