結論: 箱に入れて、余白を付けて、真ん中に寄せる

POINT中身を div で挟んで class="box" と名付け、CSS で .box に background・padding・width・margin: 0 auto・border-radius を指定する。これだけで「真ん中に置かれた白いカード」になる。同じ class を付ければ、どのページも同じ形。

できあがりのイメージがこちらです(記事用に小さくしています)。水色の背景の上に、白い角丸の箱が真ん中に置かれ、箱の中の文字は端から離れています。

はじめてのページ

IT業界をやさしく案内します。

↑ 白い箱が .box。左右の水色の部分が margin: 0 auto で均等になった余白

今日のコード(3ファイル。コピーして使えます)

動画の最後にできあがった3つのファイルです。それぞれ右上の「コードをコピー」ボタンで全文が入ります。前回からの変更は、HTML 2ファイルの <div class="box"></div> と、style.css の後半(.boxnav a)です。猫の画像は第2回の記事からダウンロードできます。

index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>はじめてのページ</title>
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
  <nav>
    <a href="index.html">自己紹介</a>
    <a href="contact.html">お問い合わせ</a>
  </nav>
  <div class="box">
  <h1>はじめてのページ</h1>
  <h2>自己紹介</h2>
  <table>
    <tr>
      <th>好きなもの</th>
      <th>理由</th>
    </tr>
    <tr>
      <td>猫</td>
      <td>かわいいから</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>カレー</td>
      <td>おいしいから</td>
    </tr>
  </table>
  <p>IT業界をやさしく案内します。</p>
  <p>これは1行目。<br>
  これは2行目。</p>
  <ol>
    <li>開発の流れ</li>
    <li>職種図鑑</li>
    <li>用語集</li>
    <li>学び方</li>
  </ol>
  <a href="https://it-nyumon.com/">サイトへ</a>
  <a href="https://it-nyumon.com/">
    <img src="neko.png" alt="ねこ" width="200">
  </a>
  </div>
</body>
</html>
contact.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>お問い合わせ</title>
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
  <nav>
    <a href="index.html">自己紹介</a>
    <a href="contact.html">お問い合わせ</a>
  </nav>
  <div class="box">
  <h1>お問い合わせ</h1>
  <form>
    <p>
      名前
      <input type="text" placeholder="太郎">
    </p>
    <p>
      年齢
      <input type="number">
    </p>
    <p>
      誕生日
      <input type="date">
    </p>
    <p>
      <label>
        <input type="checkbox">
        お知らせを受け取る
      </label>
    </p>
    <p>
      <button>送信</button>
    </p>
  </form>
  </div>
</body>
</html>
style.css
h1 { color: tomato; }
p { font-size: 20px; }
body { background: lightcyan; }
h1 { text-align: center; }
th, td { border: 1px solid gray; }
table { border-collapse: collapse; }
th, td { padding: 8px; }

.box {
  background: white;
  padding: 24px;
  width: 400px;
  margin: 0 auto;
  border-radius: 12px;
}

nav a {
  margin-right: 16px;
}

div と class は「透明な箱」と「名札」

POINTdiv は意味を持たない、ただの箱。挟んだだけでは見た目は変わらない。class で名前を付け、CSS で .box に指示して初めて意味を持つ。
  • <div>: 中身をまとめてグループにする箱。p(段落)や h1(見出し)のような意味は持ちません。動画では、メニュー(nav)の下からページの最後までを挟みました。
  • class="box": 箱に付けた名札。名前は自由ですが、意味が分かる半角英字にします。同じ名札は何個の要素に付けてもかまいません。
  • .box { ... }: CSS では、名札の前にドットを付けて指定します。第3回で覚えた「セレクタ { 何を: どうする; }」の形はそのままで、セレクタが h1 から .box に変わっただけです。

お問い合わせページにも同じ <div class="box"> を貼ると、CSS は共通(第6回の style.css)なので、class 名さえ同じならどのページでも同じ形になります。

padding・margin と中央寄せ

POINTpadding は箱の内側の余白、margin は箱の外側の余白。幅を決めて margin: 0 auto にすると、左右の余白が「おまかせ」で均等になり、箱が真ん中に寄る。

動画では .box に1行ずつ足して、そのたびに画面が変わるのを見ました。順番に整理します。

  • background: white;: 箱の部分だけ白くなり、箱の形が見えるようになります。
  • padding: 24px;: 内側の余白。文字が箱の端から離れて読みやすくなります。
  • width: 400px;margin: 0 auto;: 幅を決めてから、上下の margin を 0、左右を auto(おまかせ)にします。左右をおまかせにすると両側が同じ余白になり、結果として箱が真ん中に来ます。
  • border-radius: 12px;: 角を丸くします。これだけでカードのような見た目になります。
  • nav a { margin-right: 16px; }: メニューのリンクの右側に外側の余白を足して、リンク同士を離します。
width を px で決め打ちすると、スマホではみ出します。今回は分かりやすさ優先で width: 400px にしていますが、画面が狭い端末では箱が切れてしまいます。その直し方(max-width と viewport)は次回・第8回で扱います。

よくある質問

div と p や h1 は何が違うのですか?

p は「段落」、h1 は「見出し」という意味を持ちますが、div は意味を持たない「ただの箱」です。いくつかの要素をまとめてグループにし、CSS で一気に見た目を指示したいときに使います。

class 名は何でもいいですか?

半角の英数字とハイフンで、意味が分かる名前にします(box、menu、card など)。同じ class は何個の要素に付けてもよく、CSS では先頭にドットを付けて .box のように指定します。

margin: 0 auto にしても真ん中に来ません。

幅が決まっていないと効きません。widthmax-width を指定してください。また、div のようなブロック要素に対して使います。文字だけを中央にしたいときは text-align: center を使います。

padding と margin はどちらを使えばいいですか?

背景や枠線の内側に空間がほしいなら padding(内側の余白)、要素と要素のあいだを空けたいなら margin(外側の余白)です。白い箱の中で文字を端に寄せたくないのは padding、メニューのリンク同士を離すのは margin の仕事です。